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KM-CARTによる積極的症状緩和とオーダーメイド癌治療への活用

2017.05.02

あきらめない腹水治療! KM-CARTによる積極的症状緩和とオーダーメイド癌治療への活用 要町病院 腹水治療センター センター長松﨑圭祐氏 松﨑圭祐氏 がんの進行や転移に伴って腹水の産生能が上昇し、吸収能が低下します。その結果、腹水は体内に溜まっていきます。腹水がたまる原因はがん性腹膜炎、肝硬変などです。一般的に、腹水がたまると、治療の継続が困難で、疼痛緩和も効果が期待できない末期の状態と考えられています。 腹水中にはがん細胞をはじめ、栄養分のアルブミンや免疫機能を担うグロブリンなどが多量に含まれています。腹水を排出すると、生命維持に重要なこれらのタンパク質が失われ体が急速に弱っていきます。一度に大量の腹水を排出すると、急性腎不全や血圧低下、ショックなどを起こすなど、命に関わる状態を招く可能性があります。したがって、今の医療界では「腹水を抜くともう終わり」というのが医師間でも共通認識となっているのが現状です。 がん性腹水の治療法として「シアリス 通販腹水濾過濃縮再静注法(CART)」が1977年に開発されましたが、膜がすぐに詰まり操作も複雑で、実用的でないことから現在はがん性腹水の治療では使われていません。 そこで、要町病院腹水治療センターの松﨑圭祐氏は従来型のCARTに改良を加えたKM-CARTシステムを考案しました。腹水を濾過し、栄養分(アルブミン、グロブリン)を回収して静脈注射で戻すという逆転の発想から生まれた治療法です。 松﨑氏は、「KM-CARTは、威哥王平均すると1時間ほどで約6リットル腹水を採取し、約0.6リットルの濃縮液を体に戻すことができます。従来のCARTに比べて操作が簡便で、処理スピードが速く、副作用が少ない」と説明しました。 同院では2009年2月から2016年12月までに、膵がん、卵巣がん、胃がんなど3114例にKM-CARTを行っています。KM-CARTで多量のアルブミンとグロブリンを回収し、濃縮して体内に戻すことでがんと闘う力を取り戻した患者さんは多く、食事も摂れず終末段階の状態だった方がKM-CART治療の4日後にゴルフで18ホール回れるようになったケースなどもあります。 「腹水からがん細胞、リンパ球を回収して抗がん剤感受性試験や免疫療法への応用も可能です。これからは腹水が多いほどより良い治療ができるようになり、腹水を巡るがん治療の常識が変わるでしょう。だから、腹水のためにがん治療をあきらめることはありません」と、松﨑氏は患者さんにエールを送って講演を締めくくりました。

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