faehwrouoou | お店のミカタ https://faehwrouoou.on.omisenomikata.jp/ 商品やサービスからちょっとした喜びを感じ取っていただければ幸いです。 【日記】 KM-CARTによる積極的症状緩和とオーダーメイド癌治療への活用 Tue, 02 May 2017 11:25:57 +0900 1609554 https://faehwrouoou.on.omisenomikata.jp/diary/1609554 あきらめない腹水治療! KM-CARTによる積極的症状緩和とオーダーメイド癌治療への活用
要町病院 腹水治療センター センター長<img src="http://www.akiramenai-gan.com/wp-content/uploads/2017/03/IMG_7111.jpg" alt="松﨑圭祐氏" width="200" height="300" />
松﨑圭祐氏
がんの進行や転移に伴って腹水の産生能が上昇し、吸収能が低下します。その結果、腹水は体内に溜まっていきます。腹水がたまる原因はがん性腹膜炎、肝硬変などです。一般的に、腹水がたまると、治療の継続が困難で、疼痛緩和も効果が期待できない末期の状態と考えられています。
腹水中にはがん細胞をはじめ、栄養分のアルブミンや免疫機能を担うグロブリンなどが多量に含まれています。腹水を排出すると、生命維持に重要なこれらのタンパク質が失われ体が急速に弱っていきます。一度に大量の腹水を排出すると、急性腎不全や血圧低下、ショックなどを起こすなど、命に関わる状態を招く可能性があります。したがって、今の医療界では「腹水を抜くともう終わり」というのが医師間でも共通認識となっているのが現状です。
がん性腹水の治療法として「<a href="http://www.edchiryouyaku.net/shiarisu20">シアリス 通販</a>腹水濾過濃縮再静注法(CART)」が1977年に開発されましたが、膜がすぐに詰まり操作も複雑で、実用的でないことから現在はがん性腹水の治療では使われていません。
そこで、要町病院腹水治療センターの松﨑圭祐氏は従来型のCARTに改良を加えたKM-CARTシステムを考案しました。腹水を濾過し、栄養分(アルブミン、グロブリン)を回収して静脈注射で戻すという逆転の発想から生まれた治療法です。
松﨑氏は、「KM-CARTは、<a href="http://www.strong-one.net/seiryokuzai-52.html">威哥王</a>平均すると1時間ほどで約6リットル腹水を採取し、約0.6リットルの濃縮液を体に戻すことができます。従来のCARTに比べて操作が簡便で、処理スピードが速く、副作用が少ない」と説明しました。
同院では2009年2月から2016年12月までに、膵がん、卵巣がん、胃がんなど3114例にKM-CARTを行っています。KM-CARTで多量のアルブミンとグロブリンを回収し、濃縮して体内に戻すことでがんと闘う力を取り戻した患者さんは多く、食事も摂れず終末段階の状態だった方がKM-CART治療の4日後にゴルフで18ホール回れるようになったケースなどもあります。
「腹水からがん細胞、リンパ球を回収して抗がん剤感受性試験や免疫療法への応用も可能です。これからは腹水が多いほどより良い治療ができるようになり、腹水を巡るがん治療の常識が変わるでしょう。だから、腹水のためにがん治療をあきらめることはありません」と、松﨑氏は患者さんにエールを送って講演を締めくくりました。
【日記】 「がんとは1つの治療法で太刀打ちできるほど甘い相手ではありません Tue, 02 May 2017 11:24:59 +0900 1609553 https://faehwrouoou.on.omisenomikata.jp/diary/1609553 「がんとは1つの治療法で太刀打ちできるほど甘い相手ではありません。がん治療はあらゆる方法を使って闘う総力戦です」――標準治療と免疫細胞療法の併用療法を日常的な治療法として位置づけている、東京ミッドタウン先端医療研究所がん診療部長の島袋誠守氏は、免疫療法の特徴と可能性について紹介しました。
「局所治療では手術や放射線治療は強力な武器となりますが、目の届かないところに潜む敵には歯が立ちません。これががんという病気の手強いところです」。手術も放射線治療も効果が期待できないがんに対して、現状では抗がん剤による化学療法が行われます。
「抗がん剤は『相打ち』<a href="http://www.edchiryouyaku.net/shiarisu20">シアリス 通販</a>の治療法であり、がん細胞を叩くのと同時に正常細胞にも影響が及びます。化学療法を繰り返すうちにがんに対する効果がなくなり、正常細胞だけがダメージを受けるようになって、やがて治療が続けられなくなる時が来ます。それを補完するのが免疫療法です」と島袋氏は指摘しました。
島袋氏によると、免疫療法はあらゆる固形がんの早期から、治療の手が尽きたと言われた例まで、ほとんどの患者さんが対象になり、同研究所では7歳から92歳まで幅広い年齢層の患者さんが免疫療法を受けているといいます。
また、島袋氏は免疫に働く治療法として免疫チェックポイント阻害剤についても言及しました。がん細胞は自分が敵ではないふりをして免疫細胞の攻撃をかわしますが、それを阻止するのが免疫チェックポイント阻害剤です。
一部のがんで効果が認められ保険適用となっており、今後期待できる治療法のひとつではありますが、一方で免疫細胞が正常細胞を攻撃しないシステムを利用するがん細胞の機能をブロックすることで生じる副作用についてはまだ解明されていません。
これに対して<a href="http://www.strong-one.net/seiryokuzai-52.html">威哥王</a>同研究所の免疫療法はワクチン療法の1つでもあり、副作用の心配はほとんどないとされています。免疫療法の効果について科学的根拠を問う声も聞かれますが、この点について島袋氏は「免疫療法の効果を認める論文は数多く報告されています。
また、当研究所は多くの医療機関と連携し、さまざまな知識や技術、経験を持った医師との協力関係で免疫療法だけに限らないあらゆる治療可能性を追求しています」と述べ、「重要なことは、その時点でできることを医師と患者が一緒に探しながら、『今』をしのぐこと。今をしのぐことができれば、また新たな治療選択肢が出てくることもあります。」とまとめました。